黒崎宿(サービスエリア)の攻防!(続テキサスの攻防)
☆「あ、あのー・・、コ、コショーあります・・か・・?」
★「だからぁっ!、時間かかりますんでッ!」
もはや友好的な和平交渉は無残にも塵となった・・・・。
籠城必死の彼らは、研ぎ澄まされた刃(やいば)を剥き出しにして
眼前の敵を、「一撃必殺」の覚悟で待構えているのだった。
だが、彼らを一方的に責めることができるであろうか?
「否」
そう彼らも私達同様、被害者なのだ・・・。
事変は高速街道関越道、「中ノ島見附宿」付近で起きた。
夏季恒例行事参勤交代途中、大型箱型自動車が、道中
炎上し
街道を閉鎖したのだ。そのため、越後方面に帰途中の彼らは大混乱に陥ることになる。
大混雑必死で高速街道を下車して中ノ島見附宿で留まるか、
いつ復旧するか検討もつかない高速街道でジッと待つか・・・
その後、5時間後に復旧した高速街道、待っていた諸大名達は我先にと
隣接の黒崎宿で、空腹をを満たすため一飯を取ることに・・・
小規模ながらも、「品書き」も多く人気のある高速街道東茶屋宿である「黒崎宿」。
どっと押寄せた、諸大名達の要望をこなせるほど、使用人の人数はおらず・・・
普段、平穏な黒崎宿は、「罵声」と「憎悪」が渦巻く混沌とした「暗黒宿」への変貌したのだった・・・
「食権(券)」という権利を掲げる諸大名達と、
「事故(自己)防衛」必死の彼ら・・・
この攻防の行く末は如何に・・・・
黒崎S.Aにて 籠城必死の店員さん達。
次々に押寄せる「注文」と「煽り」の矢玉を防ぎつつ、陣頭で侍大将が指示を出す
「早くッ!ラーメン定食の餃子を準備してッ!」
「147番、山菜うどんでお待ちのお客様ッ!」」と
アナウンスが木魂す度、誰もが厨房を鋭い眼光で
睨んでいる・・・。
追伸、先日お亡くなりになった、赤塚不二男先生のお言葉
「これでイイのだ!」
という台詞は本当に素晴らしい・・・
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